高齢者のハノン
ドレミ楽譜出版社というところから出版されている「おとなのハノン」をピアノの先生から勧められて練習しています。高齢者になってからピアノを始めるという無謀な計画を実行中です。「おとなのハノン」ならぬ「高齢者のハノン」です。
ハノン」とは
”ハノン”といえば「指の練習書」といわれるほど有名なのだそうです。ハノンというのは教本のなまえではなく、Charles Louis Hanon(シャルル・ルイ・ハノン)というフランスのピアノ教育家の名前なのだそうです。ハノン先生は、数々のエチュードやメソードを書かれたそうで、日本で一般にハノンと呼んでいるのは、その中の「ピアノの名手になる60練習曲」という曲集の事なのだそうです。薬指や小指の動きづらさを克服し、5本の指を平均して独立させること、指に力をつけてツブをそろえること、指を疲れから解放させてやることなどを目的とした60曲の練習曲で、初心者からピアニストまで使えるように考え出されたものなのだそうです。
おとなのハノン ~指の動きをよくするピアノ・トレーニング・ブック~
本書の特長と使い方の解説
- 特長
- ハノン編に入る前に導入編があり、片手ずつの練習をしていきます。
- ハノン編はハノンの60練習曲の中から前半部分の抜粋で音階とアルペジオをやさしくしたもので構成され、原書では2オクターブあるものを1オクターブに減らしたりしています。
- 1曲1曲にリズム変奏パターンがついていて「多様なリズムを弾きこなす力」を養います。
- 「ゆびのあそび」では、5本の指を使いいろいろなトレーニングが学べます。トリルや重音などの練習ができます。
- 大人用にやさしく弾けるようにしてあります。
- 音符を大きく読みやすくしています。
- 特に注意してほしい指番号には〇印ついています。
- 指をひろげるところ、ちぢめるところ、くぐらせるところ等、練習のポイントには[‾‾‾‾‾]がついています。
- 使い方
- 毎日の練習の一番最初に、手と指の筋肉をほぐすウオーミングアップとして使って下さい。
- 読譜力をアップさせたい時は、音名を声に出して繰り返し読んだり、読みながら引いて下さい。
- 持久力をアップさせたい時は、1曲を数回ノンストップで繰り返し弾いたり、数曲を休まず止まらずつなげて弾いて下さい。腕や指に痛みを感じたら無理をせずやめてください。
- 正しい運指方法を理解し、身に着けるために指番号は守りましょう。
と書いていあります。導入編は片手のトレーニングと両手のトレーニングで、これが結構私にとっては難しかったです。一つずつ練習して先生に〇をもらい、今やっとハノン編に入ったところです。
おとなのハノンを勧められたきっかけ
おとなのハノンを勧められたのは指の動きが悪かったからだと思います。その日その日で動きにムラがあり、安定しなかったことが原因だと思います。運指の練習にもなるし、楽譜を読む練習にもなると思います。
効果
おとなのハノンを始めて、片手の練習のあたりは効果を感じる事はできませんでしたが、ハノン編にはいり指を広げる練習を始めてから、少し効果を実感できました。自分でも指が少し動くようになってきたと思います。
まとめ
ピアノを始めてまだ2か月がたったところですが、最初の頃は余裕がなくて何度弾いても同じところでつまずきました。でも、少し指が動くようになったことで多少の余裕が出てきて、少し楽譜を見る事ができるようになりました。もう少し出来るかなと思っていた自分が甘かったと思います。日頃の努力の積み重ねが大事だと改めて思います。
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